開発ストーリー
Cherieシェリーについて
ある日のこと、マツイタオルの商品企画に携わるKさんは、ずらりと並ぶタオルたちを見て思いました。
「似たような色が多いなあ・・・」
確かに、マツイタオルのショールームに並ぶタオルたちは、ブランドや柄物などの若干の違いはあるものの、白をはじめとした無難な色が多い印象です。
「タオルに清潔感は必要だけど、もっと楽しんでもいいんじゃないかな?例えば、洋服みたいに、色で遊べるタオルとか・・・!」
その日の気分や、着たい洋服に合わせて色を選べる。そんな、乙女心をくすぐる、ファッション性を追求したタオルがあったら。
そんな思いを込めて生まれたのが「Cherieシェリー」です。
ワクワクするような見た目はもちろん、タオルそのもののクオリティにもこだわりたい。
感度が高くて目が肥えた女性のハートを掴むには、触れた時のフィーリングがとても大切だと思ったKさんは、まず、使う糸に注目しました。
タオルに使われている糸には、2本の糸を撚(よ)って1本にしている「双糸(そうし)」と、1本の糸をそのまま使う「単糸(たんし)」があります。
どちらの糸にも長所と短所はありますが、フワッと軽やかなタオルがあったらいいな、という思いから、Kさんは単糸を使うことに。
単糸で作ったタオルは、双糸で作ったタオルに比べて、柔らかくソフトな風合いになるからです。
そして、その単糸の中でも一般的な20単糸を使わず、より繊維の細かい単糸を使用して軽やかな風合いを生み出すことにしました。
さらに、直接肌に触れるパイル部分は、パイル倍率を上げることで長めにし、「包み込まれる」感覚を味わえるようにしています。
糸が細く切れやすいため、製織には高度な技術が必要ですが、今治の職人さんによる匠の技で、素晴らしい生地が織り上がりました。
続いては、いよいよ染色。
このタオルの染色には、今治タオルでは珍しく、製織後に染める「後晒し」技法を採用しています。そのため、この段階で染色することになるのです。
Kさんは悩んだ末に、選りすぐりの7色をピックアップ。
イメージは、洗練されているのにキュートなパリのファッション誌です。
おしゃれにこだわりを持つ女性に、使いたいと思ってもらえるような色。
「可愛い」と「かっこいい」が絶妙なバランスで感じられるような色。
少しだけスモーキーな色味をプラスして、パッとしすぎない、どこか品を感じさせるような色・・・!
今治で染め上がったタオルは・・・
そんなKさんの希望を全て叶えてくれる最高の仕上がりでした!
しかも、後晒しのため、仕上がりはとってもソフトで吸水性も抜群です。
軽やかなのにモフモフとした感触が味わえる、素敵なタオルになりました。
ドキドキしながら待ちわびていたKさんは、やっと手にしたそのタオルに大満足!
その華やかな見た目と可愛さから、「愛しい人、可愛い人」という意味が含まれるフランス語の女性の名前「Cherieシェリー」と名付けました。
洋服のように、その日の気分で色を選べるタオル。
おしゃれを楽しむように、コーディネートを楽しめるタオル。
洗面所やバスルームを、自分らしい空間にしてくれるタオル。
そんな思いを形にしたタオルが、ここにあります。
マツイタオルの自信作、「Cherieシェリー」シリーズをぜひ一度お試しください。
※商品お届け時は、表面に毛羽が付着していますので、一度お洗濯の後ご使用ください。