お子さんの夏休みの宿題で、毎年頭を悩ませるのが自由研究のテーマ選び。なかなか思いつかないなあ、というお宅は必見!今年はぜひ、自由研究のテーマをタオルにしてみてください♪
■身近な食材を使ってタオルの染まり方を調べてみよう
自宅で染色なんて難しいのでは?と思う方もおられるかもしれませんが、意外に簡単!身近にある野菜の皮などでも染められるので、夏休みにぜひ親子でチャレンジしてみてください。
用意するもの
・真っ白なタオル
染めたい枚数だけ用意します。ガーゼやTシャツなどを染めてみても。
・大き目の鍋、ざる、菜箸、たらい、バケツ、ゴム手袋など
タオルが余裕をもって入れられるくらいの大きさの鍋とざる、たらいやバケツを用意します。染色液や熱湯を使う時は、ステンレス製のものが◎アルミ製のものは染色の材料によっては化学反応を起こす場合があるので使わないようにしましょう。たらいやバケツは、焼きミョウバンを溶かした液に浸す時に使います。
・染料になる材料
玉ねぎの皮や、ブドウの皮、紫キャベツなどを使って染めることが出来ます。今回は一例として玉ねぎの皮で染め方をご説明してみます。
・焼きミョウバン
染めた色を安定させるために必要です。スーパーやドラッグストアなどで購入できます。
染め方
1.大き目の鍋に玉ねぎの皮を入れ、火にかけて煮出します。12~3分煮出すと、煮出した液が濃い飴色のような色になります。液の色の濃さはお好みで調節してください。
2.鍋から玉ねぎの皮を取り出し、その鍋に染めたいタオルを入れます。一度に入れると染めムラができやすくなるので、少しずつ入れるようにします。菜箸などで時々かき混ぜ、15分ほど煮ます。
3.タオルを煮ている間に、焼きミョウバンを溶かした液(媒染液)を作ります。タオル100グラムにつき、焼きミョウバン4グラム程度を煮溶かして、水を入れたたらいやバケツなどに移します。
4.煮染めしたタオルをざるに入れて鍋から取り出し、3の媒染液に浸します。ゴム手袋をした手で揉みこみ15分ほど浸けておきます。玉ねぎ染料の液は、後で使うので捨てずに置いておきます。
5.タオルを媒染液から取り出し、水洗いします。そのタオルを絞ってから、ふたたび玉ねぎ染料の液の鍋に入れて火にかけ、15分ほど煮たら火を止め、そのまま30分ほど置いておきます。
6.冷めたタオルを良く水洗いしてから干します。乾いたら完成です!
文字で書くと長くて難しいように思いますが、流れとしては「煮る→浸ける→また煮る→干す」です。ちなみに、玉ねぎで染めたタオルは、オレンジっぽい色になりますよ。
染め方の説明や、材料による色の違い、また、同じ材料でも煮出す時間の違いで色が変わることなどをまとめてみましょう☆彡
■条件を変えてタオルの乾き方の違いを調べてみよう
おうちの中で、タオルが一番早く乾くのはどこ?といった投げかけで、タオルの乾き方の違いを調べてみてはいかがでしょうか?
用意するもの
・タオル5枚程度
正確な実験を行うために、同じ素材、同じ厚みのタオルを5枚程度用意します。
・洗濯機
脱水機能だけを使用します
・干す場所
物ではありませんが、条件を変えてタオルを干す場所を作っておきましょう。
例)
A.風通しが良く、直射日光が当たる場所
B.風通しが良く、直射日光が当たらない場所
C.風がなく、直射日光が当たらない場所
D.洗濯機で脱水してとりださないままの状態(可能なら)
E.その他(調べたい場所があれば)
・実験結果を書き留めるノートなど
調べ方
実験を始める前に、一番早く乾くタオルと、一番遅く乾くタオルを予想しておきます。その理由もあわせて書いておくと良いでしょう。書き終わったら実験に取りかかります。
1.用意したタオルを一度に洗濯機に入れ、脱水機能を使って脱水します。
2.脱水したタオルを、上の条件の場所にそれぞれ干します。洗濯ばさみを挟む位置など、干し方もなるべく同じになるようにします。
3.それぞれのタオルを15分おきに観察して、乾き具合を記録します。
4.その結果を整理して、最初に考えた予想とあっていたかどうかを比べます。そして、タオルが乾くために必要な条件は何か、どうしたらタオルが早く乾くのかなどを考えてまとめます。
15分おきに同時にタオルの乾き具合を調べるのは、お子さん一人ではなかなか難しいので、手分けして調べると良いでしょう。
この研究がきっかけで、洗濯物を干すお手伝いをしてくれるようになるかも・・・! (*´ω`*)
タオルを使った自由研究のテーマをご紹介してみましたが、いかがでしたか?
今から準備すれば(そして、早めに取りかかれば)、きっと素晴らしい自由研究が完成するはず・・・!
以前にご紹介した、親子で作るタオル小物(工作)と合わせて、参考にしてみてくださいね!
自由研究が終わったら、お風呂でさっぱり!ふんわりバスタオルに包まれて