皆さん、11月26日は何の日かご存知でしょうか?
実はその日は、語呂合わせで「いい(11)風呂(26)の日」なのだそう。朝晩が冷え込むこの時期は、お風呂が恋しくなる季節でもありますね。冷えた体をしっかり温め、疲れやコリをほぐしたいものです。お気に入りの香りの入浴剤やバスグッズにもこだわると、毎日の楽しみが増えますよ♪
というわけで今回は、お風呂に関わる日にちなんで、お風呂で使うタオルの特徴や選ぶポイントをご紹介いたします。
■材料をケチったからじゃない!浴用タオルが薄いわけ
タオルと言えば、ふんわりフカフカなものを良しとするイメージがありますが、実は必ずしもそれに当てはまらない種類のタオルがあるのです。それが「浴用タオル」と言われるもの。粗品などで貰うような薄手のタオルです。お風呂に持って入って、体を洗ったり、バスタオルで拭く前に軽く体を拭いたりするときに使いますね。この浴用タオルは、欧米で言うならば、正方形のウォッシュタオルに当たるものです。しかし日本では、元々根付いていた手ぬぐい文化と融合したため、両端を持って背中をゴシゴシと洗える長さがある長方形になったのだそう。
絞りやすくて乾きが早いことや、石けんの泡立ちが良く、すすぎやすいことが重視されたため、薄くて軽いタオルになったのです。
「粗品だから」、「材料をケチったから」、というわけではなく、ちゃんとした理由があったのですね・・!
フェイスタオル 薄手・速乾タオル plage (プラージュ)今治タオル
ちなみに、タオルの重さを表す時に良く使われるのが「匁(もんめ)」という単位ですが、一般的な浴用タオルの重さは160匁(600 g)。匁は1ダース(12枚)当たりの重さなので、1枚当たりの重さは約50gほどになります。一方、ホテルなどでよく使われるバスタオルの重さは260匁で、1枚当たり81.2 g。同じ大きさでも、ずいぶん軽いことが分かりますね。
■糸や織り方で見分けよう!好みのタオルの見つけ方
お風呂の中で使う「浴用タオル」については上でご紹介しましたが、今度は、お風呂上りに使う「バスタオル」について。バスタオルなんてどれも同じ、と思っている方は、ぜひ、お手持ちのバスタオルを何枚か並べながら読んでみてください。
タオルの違いを見つけるポイントの一つは、糸の種類。その多くはコットン(綿)から作られていますが、綿にも沢山の種類があり、繊維の長さや油分、柔らかさなどによって出来上がる糸の質感が変わります。まずはそのバスタオルが、どのようなコットンを使用して、どのような糸になっているかを見てみましょう。糸の場合、双糸(2本を撚り合わせた糸)であれば、しっかりした生地やパイルに、単糸(1本の糸)であれば軽やかな質感になります。
また、糸に特殊加工や、特殊な製法を施している場合もあります。ネットショップなどでは、詳しく説明しているところもあるので、参考にしてみてください。
https://matsui-towel.com/SHOP/287544/list.html
二つ目のポイントは、パイルです。色々なタオルのパイルを見比べてみると、長いものや短いもの、密になったものや間隔が空いているものなど、色々あることに気づきます。
パイルは、私達の肌に直接触れる部分。このパイルの違いが、私達の拭き心地を大きく左右していると言っても良いでしょう。
パイルが長く密集していれば、モフモフと包み込まれるような拭き心地に、パイルが短くて間隔が空いていれば、手ぬぐいに近い、さらっとした拭き心地になります。(あくまでも一例ですが)
「このタオル気持ちがいいな」と思うタオルがあれば、ぜひ、糸や織り方、パイルの密度などをチェックしてみてください。好みのタオルを見つけるヒントになりますよ。
自分好みのタオルで、お風呂上りもハッピーに。
今年の「いい風呂の日」には、ぜひお気に入りのタオルで体を拭いてくださいね(*´ω`)