顔や体を拭いたり、テーブルを拭いたりと、私達の暮らしには欠かせないタオル。毎日、当たり前のようにタオルを使っているけれど、タオルが主役のイベントや活動ってご存知でしょうか?
今回はタオルに関連したイベントや素敵な取り組みをご紹介いたします。
■知ってる?海外と日本の「タオルの日」
海外では、毎年5月25日は「タオルの日」。この日はイギリスのSF作家、ダグラス・アダムズにちなんで作られた記念日で、彼の代表作である『銀河ヒッチハイク・ガイド』の一節を真似てファンがタオルを持ち歩く日なのだそうです。
一方日本では、毎年4月29日が「タオルの日」。こちらは、日本タオル卸連合会が「よ(4)く拭く(29)」という語呂合わせから、記念日として制定したもの。
同じ「タオルの日」でも、海外と日本では、日にちも意図も全く違うのが驚きですね。
■タオルにちなんだイベント
日本国内のタオル名産地と言えば、愛媛県今治市。その今治市では毎年春と秋に、「今治タオルフェア」というタオルイベントが開催されているそうです。このイベントは、今治タオル工業組合が主催するもので、今治タオルがお値打ち価格で販売されたり、人気タオルメーカーがタオルケットやバスローブといったタオル製品を販売したりと、今治タオルファンにはたまらない内容になっているのです。
また、会場内には、織物体験コーナーや、糸紡ぎ体験コーナーなどもあり、タオルの歴史をじかに体験することができるそうですよ。(内容はその年によって変わる場合があります)。
ちなみに、2019年の秋は、10月19日(土)と20日(日)に開催予定だそうです。興味がある方は、今治タオルの故郷を訪れて、お気に入りのタオルを見つけてみてはいかがでしょうか?
■不要なタオルでできる物資支援
贈答品や粗品などで、知らず知らずのうちに増えてくるタオルたち。
「使う予定がないタオルを、いつまでも置いておくのもなあ。でも、捨てるのはもったいないし・・・」
という方は、社会貢献の一環として役立ててみてはいかがでしょうか。
それは、タオルの物資支援。
使用・未使用に関わらず、タオルをはじめとしたさまざまな物資の受け入れを行っているところが沢山あります(詳しくは、各団体のホームページなどをご覧ください)。寄付したタオルたちは、海外の途上国を中心に、障がい者支援施設や、ボランティア支援などに役立てられます。
自分の手元にあったタオルが、今度は世界のどこかの、誰かの役に立ってくれるなんて、素敵な取り組みですね。タオルがつなぐ輪に、あなたも加わってみては?
意外に知られていない(?)、タオルが主役のイベントや取り組みをご紹介してみましたが、いかがだったでしょうか。お住まいの地域や自治体によっては、タオルにまつわる独自のイベントや活動などを行っているかもしれません。興味がある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。